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アルパインスターズとダイネーゼ、エアバッグに関して法廷闘争

投稿日:2015年12月21日 更新日:

エアバッグシステムは、今後バイク業界の安全技術において重要な立ち位置を締めることは明らかである。
そのエアバッグシステムに関してアルパインスターズとダイネーゼが現在法廷で争っている。

エアバッグの実用性と効果は、既にレース、一般ライダーの両方において実証済みである。エアバッグに関して特許を出している企業は、信じられないほどの利益を出す。これらの事実を踏まえると、現在アルパインスターズとダイネーゼがそれぞれの製品であるTech AirとD-Airの関して法廷闘争を行っていることはさほど驚くことではない。

事の発端は、アルパインスターズが、ダイネーゼのD-Airが特許を侵害していると主張したことによりはじまった。これを受けたダイネーゼは、D-Airの技術アルゴリズムと特許をもって、ドイツとイタリアでアルパインスターズに対して訴訟を起こした。ダイネーゼは、エアバッグが動作するときの制御コンピューターアルゴリズムに関しての特許は自社が持っていると主張している。

ドイツでの判決はすぐに決まり、アルパインスターズはドイツでTech Airの販売を撤退するよう命じられた。一方イタリアでの判決までにはまだ時間がかかると予想される。

今のところ、この訴訟はヨーロッパ内でドイツとイタリアだけで繰り広げられている。アルパインスターズは他の地域への商品展開は比較的ゆっくりなので、両商品が売られている地域は少ない。このドイツでの訴訟はBMWモトラッドとアルパインスターズの共同開発にも影響をあたえることも注目すべきである。

今後イタリアでの判決結果は、今後のエアバッグシステムの市場に大きな影響を与えると予想される。エアバッグシステムを販売するメーカーが一つだけになってしまう可能性も十分あるということです。メーカーが一つになった場合、メーカーにとっては莫大な利益を生むため、メーカーからすれば嬉しい限りでしょう。しかし、一社が商品を独占した場合、商品の選択肢が減ることや、価格競争が無くなることから消費者側としてはある意味損な部分はある。

また、一般ライダーに限らず、この問題はレースやサーキット走行で高い安全性を求める人にとっても影響を与える。というのも、ブランドによってはエアバッグシステムを取り入れることができない可能性も出てくるからだ。

MotoGPのルールを決定する中核であるグランプリ・コミッションは、現在革ツナギにエアバッグシステム搭載必須にするかどうかを検討しているため、この話題は非常にタイムリーだ。MotoGP、Moto2、Moto3全てにおいて参戦するライダーが、全て同じメーカーのツナギを着ているといった未来もあり得るのだ。

この問題の結末はバイク業界に大きな影響を与えるため、今後の動向に注目だ。

Reference:Aphalt&Rubber, Bothan Spies

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