コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)でK1600GTLコンセプトに搭載されたバイク用レーザーヘッドライトシステムを以前の記事で紹介したが、それとは別に、HUD(heads-up display:ヘッドアップディスプレイ)ヘルメット・コンセプトも発表した。
BMWは既にこのHUDシステムを使い車のフロントガラスなどに情報を投影するものを実用化している。今回BMWはカリフォルニアに位置するDigiLens社の協力の元、ヘルメットの中のスペースを活用し、HUDを組み込んだ。HUDには導波光学分野の技術が使われ、ヘルメット内のレンズに情報が映し出される。
このHUDシステム自体は非常にコンパクトで、眼鏡をかけたままでも使用できるとのこと。HUDディスプレイには、速度、バイクの状態、ナビ機能等の機能を表示できる。
その他の機能としては、ヘルメットの前面と後面にカメラ、そしてスピーカーが内臓されており、ハンドルバーにあるスイッチで操作可能。
このヘルメットの販売時期は不明であるが(プレスリリースでは数年後と伝えていた)、既に販売向けて動いていることは間違いないだろう。しかし、DigiLens社は、HUDは他社のヘルメットメーカーで使うことを計画しているようだ。
このHUDヘルメット搭載のヘルメットはいったいどこのメーカーから出るのか、価格はいくらぐらいになるのかについては続報を待つこととなる。
Reference:BMW, DigiLens, Aspult&Rubber
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