イタリアの電動バイクメーカー、エネルジカ(Energica)はロンドン証券取引所のAIM市場へ新規上場するために、新規公開株の詳細を確定させた。
エネルジカの新規上場は1月29日で、1株3.20ユーロで165万株売り出される。これにより、潜在的には530万ユーロの価値があるといえる。
この資金により、エネルジカは3年以内に世界の電動バイク市場を率いていくメーカーになることを望んでいるようだ。
しかし、これは簡単なことではない。アメリカの電動バイクメーカー、ゼロ・モーターサイクルズ(Zero Motorcycles)は既に販売網を広げており、販売記録を伸ばしていっているからだ。
実際エネルジカは、今後ストリートファイターモデルのエヴァ(Eva)をラインナップに追加するが、販売しているのはエゴ(Ego)のような一握りのモデルしか無い。
技術仕様、デザインに関しては十分戦っていけるような出来であるとはいえ、エゴやエヴァのように、SSのような性能を持つ電動バイクは比較的重い車両になってしまうことは避けられなく、今後の課題は山積みであろう。
しかし、最も大きな課題は、ディーラーを各地へ広げていくことと、コストダウンになるだろう。今回の上場がエネルジカにとってこれらのハードルを乗り越えるきっかけとなってくれれば幸いだ。
Reference:Moto.it, Photo.GP, Asphalt&Rubber
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