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MotoGP 2016年からレギュレーションの変更に伴いオープンクラス廃止

投稿日:2015年12月19日 更新日:

先週、MotoGPのルールを制定している中核であるグランプリ・コミッションは2016年度のMotoGPに関するいくつかのルール変更のために会合を行った。最も大きな変更点は、タイヤの供給と電子制御システムの変更に関するものである。

ファンにとって今回の変更で最も嬉しいことは、オープンクラスが公式に廃止されることだ。電子制御類は全てのチームがマニエッティ・マレリ製のハードにドルナ製の統合ソフトウェアを使用することとなり、レギュレーションからオープンクラスとファクトリークラスの区分は無くされ一つのクラスに統一される。

しかし、コンセッションに関しては存続され、レースで勝ちを収めていない、もしくはコンセッションが6ポイントに満たないメーカーに対しては以前と同様特別な優遇措置がとられる。コンセッションを受けるメーカーは、1シーズン中に、本来7基のエンジンのところ、12基のエンジンの使用が許可され、また、テスト走行に関しても、テストライダーの代わりにファクトリーライダーの走行が無制限で認められる。また、シーズン中のエンジンの開発も許可される。

これらのコンセッションについては、今後同様に適用される可能性がある。このコンセッションの目的は、好調なメーカーに、遅れをとっているメーカーや新規参戦メーカーに追いつきやすくするためのものである。2015年のドゥカティの成果を見てもわかるように、この方針は成功を収めたといえるであろう。

しかし、コンセッションを受けるメーカーは、ソフトタイヤの使用はできなくなる。2016年からはミシュランが全てのレースに関して全ての参戦チームにリアのタイヤコンパウンドを供給する予定である。エクストラソフトは、元々はファクトリーマシンに比べ馬力の低い車両を使うCRTチームを補助するために使用されていたが、現在はオープンクラスができたことによりCRTクラスは廃止され、ソフトタイヤは必要なくなっている。

タイヤの分配も他同様に変更され、チームはコンディションに合わせてより多くのタイヤを選択できるようになる。スリックタイヤの数は21個から22個に増やされ、リアも追加のタイヤを得る。

これにより、追加のタイヤを得ることから、一つのタイヤしか選択肢が無いライダーは恩恵を受けることになる。また、予選でも追加のタイヤが使用できるため、Q1とQ2に出場するライダーも同様恩恵を受けることになる。

更に、レインタイヤの数も増え、フロント・リアそれぞれ7本のタイヤが使えるようになる。これにより、少なくともシーズン毎に1セットのレインタイヤを得ることになる。インターミディアムタイヤも3セット使用可である。

その他の変更に関しては、ヘルメット、革繫ぎ、グローブ、ブーツに関する安全性に関するものなどが合意された。ダイネーゼのD-Airシステムや、アルパインスターのテック・エア・システムなども使われるようになる。

今回このブログで取り扱う最後の変更点としては、ホモロゲーションエンジンに関するものです。ドゥカティは自社のファクトリーチームに加え三つのサテライトチームに、最大で3つのホモロゲーションエンジンを供給していたが、これらの管理は非常に難しかった。これが変更され、サテライトチームの数により最大で5つのホモロゲーションエンジンの供給を許可されるようになった。この変更自体は比較的重要ではないが、今後更なる変更を加える上での指針になる可能性がある。2015年以前は、それぞれのメーカーが2人のファクトリーライダーと4人のサテライトライダーを供給することに対し合意があった。エンジンの分配に関する変更点は、このライダーの数に関する上限を無くし、メーカーはより多くのサテライトチームを供給することができるようになることを意味する。

ドルナは、スズキのようなメーカーにサテライトチームを持ってほしいと長年欲していた。それ故、それぞれのファクトリーはファクトリーライダーに合わせて少なくとも二つのサテライトライダーを供給することに同意する項目が追加された。

もしドゥカティが8台のバイクを供給し続けたならば、スズキがサテライトチームにバイクを供給する必要性は無くなる。

しかし、2016年のGSX-RRが今後期待のできるものであるのならば、魅力的なオプションがまだあるのかもしれない。現在、ファクトリーは2017年からライダー人あたりに最大2億9千万のコストがかかるサテライトバイクを供給する必要があり、今後この状況がどのように進むかは注意しておきたい一つである。

Reference:Asphalt&Rubber, MotoMatters, Tony Goldsmith

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