TVSは、デリーで開催中のオート・エキスポ(Auto Expo)でAkula 310(アクーラ310)を公開した。
同モデルはTVS社で製造されているBMW G310Rのフルカウルバージョンとなっている。
アクーラは、ロシア語で「サメ(акула)」を意味し、TVS社のレース部門により開発されたものである。無塗装のカーボンカウルを身にまとったその車体はスタイリッシュで、テールユニットはどこかR1を思わせるようなものとなっている。
エンジンはG310Rと同じ313cc単気筒エンジンを使用しており、TVSによると、さらにチューニングを加えてよりパワーを引き出しているそうだ。実際の出力についての言及はなかったが、ベースエンジンの最高出力は34馬力だ。
また、カーボン製カウルをはじめ、各種パーツには軽量のものが選択されてるとのこと。しかし、詳細については今のところ不明。
サブフレームに関しては、ベースのG310Rとは異なるものを使用しているが、サスペンションとブレーキに関してはベースのものをそのまま使用している。エキゾーストに関してもG310Rと同じものを使用しているが、サイレンサーに関してはアクーラのフルカウルスポーツスタイルに合うようなものに変更されている。
今回のこれはコンセプトであるが、インドの情報によると今年の末までには生産体制に入るらしい。G310R同様BMWの監修の元の生産になるかどうかはわかってはいない。
今回のアクーラの公開は、過去記事でも取り扱ったように、インドでの噂に続くものとなっている。噂の内容としては、「U69」というコードネームで既に生産開始している、といったものだ。
Reference:TVS, MotorBeam.com, Visordown, Rushlane
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