2016年にWSBK(スーパーバイク世界選手権)の場へ再び戻ってくるヤマハだが、参戦にあたって一切の妥協は見せないようだ。
豊富なレース運営の経験を持つクレセント・レーシングの協力元、チームからは、シルバン・ギュントーリ選手(2014シーズンWSBK優勝)とアレックス・ローズ選手(2013年シーズン、ブリティッシュ・スーパーバイク選手権優勝)が採用されている。
先日スペインのバルセロナで行われたヤマハレーシングのプレスカンファレンスで公式にデビューしたWSBK公式チームのパタ・ヤマハだが、市販車ベースのこのレースで優れた成績を収めてくれるだろうと予想される。
(パタ(PATA):イタリアのスナックメーカー)
実際、新型YZF-R1は、アメリカのモト・アメリカ・シリーズのスーパーバイククラスやスーパーストック1000クラスにおいて勝利を収め、また、イギリスのブリティッシュスーパーバイク選手権などでも優勝している。
ヤマハ・ヨーロッパのCOO、エリック・ドゥ・セイン氏は以下のようにコメントしている。
「去年初めに販売開始した完全新設計のYZF-R1ですが、このバイクはゲームを変えてくれるマシンだと信じています。世界中の様々なクラスにすぐに参戦しはじめ、参加したレースではすぐに成果をだすことができました。
しかし、販売開始時期としては遅すぎたため、開発やレーシングデータの取得、経験を積むことなしにすぐにWSBKに参戦することは不可能でした。
しかし、挑戦するために生まれたともいえるYZF-R1を控えさせることはこれ以上待つことができません。新しく、そして挑戦を伴う境地となるでしょうが、これは、今回プロジェクトを進めるうえで重要な役割を担っていただくスポンサーのパタを含む全ての人やパートナーを選んだ理由とも言えます。公式スーパーバイク世界選手権チームのパタ・ヤマハと共に、大きなプッシュをかけてく準備はできており、第一戦から戦っていきます。」
Reference:Yamaha Racing, Asphalt&Rubber
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